一般社団法人 HOCA温熱事業部と特許取得の温熱器開発について(代表より)
専業主婦を12年、子育て一筋だった私が、2010年自宅でネイルサロンを開業しました。はじめての起業は予想外にもすぐに軌道に乗り、多忙な日々を過ごしていましたが、中学に入学した娘が不登校になり、自宅で仕事を続けることができなくなりました。
本気で娘の不登校に向き合おうと、武蔵野大学の3年に転入。心理カウンセリングや母子関係などを履修しました。私が大学に通い始めたころ、娘は学校に行き始め、希望する大学へ進学し、ようやく私も不登校カウンセリングや心理カウンセリングで仕事を始めました。
そんな時、母親がすい臓がんで余命三か月であることを知らされました。
手術を選び、抗がん剤治療は拒否。すぐに再発すると主治医からは言われましたが
手術後は、私の自宅で介護を始めました。
知り合いが温熱療法を習い始めたので、お母さんに試してほしい、と言って
我が家に来て、母を温めてくれたことが温熱療法との出会いです。
母は生真面目、いつも難しい顔をしてあまり笑わず、自分のことはいつも後回し。
そんな母がたった1度の温熱療法で、見たことのない笑顔を見せました。
もし、すぐに再発をして、宣告通りの余命三か月ならば「笑って」過ごしてほしい。
母を温めるためだけに、すぐに温熱療法を習い始めました。
温めていると母から出てくる言葉が変わりました。気丈な母が涙を流しました。
もともとの性格はちょっとお転婆な少女のような人だったのです。
長年の苦労が、かさぶたのように母の心を頑なにしていたのだと思います。
母から出てくる言葉は「ありがとう」「いいきもち」「うれしい」笑顔で温熱。
これが後にHOCA温熱事業部のスローガンになった「あいうえ温熱」です。
温熱療法にすっかり夢中になった私は、あっという間にその協会で「温熱療法上級指導者」になりました。介護をしながら勉強し、とにかく周りの方を温めてみたのです。
・白血病の方
・子宮を取らなければならないほどの大きな子宮筋腫
・鬱
・パニック障害
・発達障害のお子さん
・脳死状態で寝たきり
この時のボランティアでの温熱活動が、後に大変役に立ちました。
中でも、メンタル不調に優れた効果をもたらすことに気づきました。
「言葉はそんなに要らないのではないか」「細胞と臓器を温めればメンタル不調は言葉だけと温熱療法を組み合わせたオリジナルのメソッド「HOCA」を考案し、独立しました。
2020年3月「HOCA」温熱療法に関する知識及び技術の教授で商標登録出願。
2021年7月20日 商標原簿に登録。
母を介護しながら進めてきましたが、一向に母のガンは再発せずに2年半介護をし
幸せな親子関係を取り戻すことが出来ました。2020年に誤嚥性肺炎で3日間危篤、息を引き取る時も家族全員が温熱器を持って、母を温めながら看取り温熱をしました。
「あったかいねぇ」と言いながら亡くなりました。
介護していた母が亡くなり、私は本気で温熱を広めて行こうと活動始めましたが、
習い始めた協会で使っていた温熱器は、簡素で遠赤外線化するエビデンスがない。
社会に広めていくには自分で温熱器を開発するしかない、と決意し制作に入りました。
現在のHOCA温熱器は、遠赤外線化する材料を練りこみ、窯で一つずつ焼いています。多くの女性の手のサイズをリサーチし、どの角度から身体に当てても気持ちよくフィットする形に設計してあります。
市販のもので、内ももの部分を簡単に温めるものが見当たらなかったので、
生理痛、PMS症候群、不妊、ホルモンバランス、更年期のトラブルなどを解決できる内ももの温めにも使用できるものをと考え設計しました。これに伴い
『お股の先生』2020年12月22日商標登録出願 2021年3月31日
商標登録原簿登録
単に4つの丸い穴が開いているだけの木工の蓋も、何ミリでどの位置に穴を開ければ火が消えにくいか、研究に研究を重ね、佐賀県で制作しています。
専用のカバーは、子育て主婦応援事業で、さいたま市のお母さん方に1枚ずつ丁寧に
ハンドメイドで縫製してもらっています。
遠赤外線化する温熱器、蓋、カバーを開発し、2021年6月29日に特許を申請
同年11月5日に特許原簿に正式に登録されました。
(HOCA温熱カップ 2021年6月14日商標登録出願 2022年4月8日
商標原簿に登録)
2021年3月 一般社団法人HOCA 設立
特許が取れた温熱器を使い、おうちで簡単に冷えから解放
メンタルや身体の不調を温めて改善するホームケアコース。
ホームケアを教授するインストラクター育成。
インストラクターを育成できるトレーナー制度。
この仕組みで、2024年4月現在で受講者は400名を超えました。
代表理事 長谷章子
理事 松原健司(大学教授)